中小企業の深刻な人手不足から起きる私達への考えられる影響と人手不足克服への道
中小企業の人手不足
現在の日本が抱える人手不足は、想像以上にひどい事になっていると日々感じます。
ここ2年くらいで私達の周りでも
募集しても欲しい人材が来ない。
↓
募集しても電話一つかからない。
に変わってきています。
また、2年位前の感覚でいくと
時給が安いから募集が来ないのではないかと考え時給を上げると、電話がかかるというような感覚が周りの企業の方もありましたが
結論から言うと、
時給を上げても大きくは変わりません。←ここが今までではありえない所です。
慢性的な人手不足が起きていることがわかります。
人材が大企業に流れているのを取り戻せば良いということも考える一つですが、少し厳しい考え方だと感じます。
なぜなら
大企業には、昔から人は多くいました。昔も今も大きい企業に勤めることの安心感はありますから。
つまり、中小企業も大企業並みの安心感のある会社にしたら良いのではとなりますが、
大企業の安心感を求めて、就職する方に中小企業の魅力を伝えても響かないことが多い。
しかし企業努力はしていかないといけない。
色々書いてきましたが
言えることは、
人材のパイが小さくなりすぎているということです。
女性の方や高齢者の方が働いてなんとか補ってこれた事も限界が近いようです。
これから、パイが少なくなりすぎた分
どこかに歪みができてどんどん人手不足倒産していくことは免れないと思います。
最低賃金の上昇
最低賃金の上昇は、すごく社会にとって良いことだと感じますが、
その反面で
従業員さんに高いレベルの仕事が求められてしまうという事が現場で起きています。
雇う側も支払うお給料の限界がありますので
高い能力があっても中小企業では、そこまで高い時給は出せません。
しかし、最低賃金が上がり全体的な人手不足で高い時給をつけているので、
みんなが同じような時給で働くことになるので
周りからの目が厳しくなり
すごくそれに疲れて辞めてしまう方も多いと聞きます。
結論言いますと
人手不足と最低賃金の上昇で求めらる仕事のレベルが高くなる。
人手不足倒産による身近な影響
電気屋や飲食店、雑貨屋など、たくさんのジャンルの中小企業が多くありましたが、すべての業種が大きな企業に飲み込まれてチェーン化されています。
大企業は、同一のサービスを安定して受けられる反面、個性が失われていくと思います。
飲食店も個性あるお店が多く失われてしまいました。年配の方だけではなく、若い世代の方も残念に思っている方は多いのではないでしょうか?
すべてのことが、オートマティック化されて生きる人生は、果たして良いことなのでしょうか?
人間らしさというのは、個性から生まれると感じます。会社も生き物だと思います。個性の会社が周りになくなるとすごく生きにくい生活なると思います。
これからの中小企業が人手不足を克服して生き残る道
個性を全面に出して、少ない人数でできる会社(システム)を作っていく必要があると思います。
大企業が狙えない層の顧客を狙うべきだと思います。
儲かっている中小企業の経営者の皆様は、特別なことをしているわけではないと感じます。
ニーズに合った商品やサービスを常に変化させて新しくしていくことだと思います。変化せずに何十年きているという会社も稀にあると思いますが、何でも例外は、あります。
例外は、違う所で大きく他を寄せ付け無いものを持っています。
そういう会社を経営できている方は、人手不足など問題にしておりません。
その他、多くの会社は、変化し続けることが大事だと思います。
一番良くないのが、AIやコンピュータだよりの打開策だと思います。
確かに将来AIやコンピュータなどにより、社会が大きく変わることでしょう。
しかし、その未来に備えて変化に耐える会社作りが必要だと感じます。
このような変化に耐えうる会社作りが将来の人手不足など(世界恐慌など)に打ち勝つ打開策を見つけることができると考えています。